●メガネっ子の心情的変化 以下は前スレ1の文章からメガネっ子のエピソードのみを取り出して彼女の心情を推察したものである。 ○9月5日(月) 会社でセクハラや同僚のいじめに遇っていたメガネっ子は台風が上陸したこの日、家に戻って自殺しようと考えていた。 ところが満員電車の中でサイフを落としてしまい駅で足留めを食ってしまう。 前スレ1がサイフを届けてくれたことで無事に家に戻ることが出来たが、思い掛けない親切を受けたことで毒気を抜かれて自殺を思いとどまった。 自殺というのは「発作的な感情で突発的に行う場合」と「ゆっくり追い詰められて行う場合」の二つがあると筆者は思う。 メガネっ子の場合は間違いなく後者である。 高卒で19才という年齢からメガネっ子は会社に入社してから5ヶ月叉は1年5ヶ月が経過していると推測できる。 いずれにしてもセクハラやいじめにあって自殺を考える期間として短いということは無いであろう。 彼女が日々(漠然とながらも)自殺を考えていても不思議ではない。 この日「台風」というきっかけで自殺の実行を考えたメガネっ子は「前スレ1の親切」という別のきっかけで実行を断念したのである。 ○9月16日(金) 帰宅の途中、電車の中で前スレ1を偶然に見かけるがサイフを拾った本人との確証が得られずに「不自然に近寄って」「話しかけたそうな雰囲気」を醸し出す。 幸い前スレ1から声をかけられたことでサイフを拾った本人と確認することができた。 この日のメガネっ子は多くを喋った様子はない。 自殺を断念させるきっかけを作った前スレ1に対しメガネっ子は単にサイフを届けられたという以上の恩を感じていた筈だ。 しかしその事は(この時点では)前スレ1には関係ないことでもあり上手く感謝の言葉にすることが出来なかったのであろう。 予期せぬ出会ったのであればなおさらである。 ○9月21日(水) 改札の近く(駅の中?)にあるミスドから改札に向かう前スレ1を偶然に見かけて後を追う。 電車の中で彼に近付き、今回はしっかりと会話をすることが出来た。 お礼の代わりに前スレ1から「ゴハンおごって」と言われたことで夕食を食べにいく。 メガネっ子は別の土地からやってきて一人暮らしをしている。 会社のことを相談する相手が居ないとの記述から考えれば近くに友人等がいなかった可能性もある。 だとすれば「誰かと一緒に食事をする」ことは久しぶりで特別のことだったのではあるまいか?つまりメガネっ子にとって「楽しい時間」だったのではないかと筆者は考える。 そしてこの時メガネっ子にとって大きな或る出来事が起きる。 >>323の会話である。 ここでは単に訛りに関する講釈として書かれているがそれ以上の「何か」をメガネっ子にもたらしていたことは明白である。 メガネっ子の立場で考えれば前スレ1は「会社(この土地)では否定された自分を認めてくれた始めての存在」と言うことができる。 この時からメガネっ子の中で前スレ1は単なる恩人ではなく「特別な存在」になっていったのではないだろうか。 そのことから週末にかけて「既に片思い状態」になっていたと筆者は推察する。 前スレ1も言っているようにこの片思いは「ある種の錯覚」と観ることも出来るがメガネっ子の立場を客観的に考えれば命がかかった片思いと考えることも出来る。また自殺を考えることだってあり得るからだ。 ○9月26日(月) 前スレ1に会うために待伏せを開始する。 ○9月27日(火) 前スレ1を発見し同じ電車に乗り込む。 前スレ1に誘われてカフェに行き待伏せていたことを指摘されて動揺。 全てを告白する。 後に明らかにされているようにメガネっ子はこの日に自分の身の上話をすると共に前スレ1への想いを告白している。 「どうして自分が前スレ1を好きになったのか」を分かってもらうためには自分の境遇を話す必要があった筈だ。 しかしこの部分の詳細を前スレ1は巧妙に隠している。恐らくメガネっ子のプライバシーに関わる話だからであろうと思われる。(この部分については事項を参照) ○10月2日(日) 前スレ1との約束(呼び出されて?)場所に行く。 前スレ1の年齢と過去の話を簡単に聞かされる。 前スレ1の告白を聞いて付き合うことになる。 火曜日に告白していたメガネっ子にとってはその返事を聞くための日であった。 それは>>682の記述から伺うことができる。 ここで前スレ1は「こう書くと笑い話しのようだけど、シチュエーションはシリアスだった。」と書いている。 メガネっ子が言った「あ、大丈夫です。私、父親いないです」は彼女の必死さを表す言葉のように筆者は思える。 その分(前スレ1からも好きと聞かされて)緊張の糸が切れた時に笑みがこぼれたのであろう。 |